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しるべえについて

1980年オープン。 新感覚の日本料理を味わえる店と評判。
基本の懐石料理はもちろん、意外な素材の組み合わせで生まれる創作料理など、
新しい感動的な味わい伝えてくれる。
ゆっくりと食事を楽しみたいという人にオススメのお店。

店名の由来

写真 ”料理の基本は、汁(だし)にあり”
屋号に込めたのはそんな願い。
”素材とだし汁の旨み”という基本をふまえつつしなやかな発想で日本料理の伝統と革新を模索しています。
今日の多様な食文化を引き出す出会いを探り続ける店です。


料理人・渡辺直行

「りょうりや・しるべえ」料理人の渡辺直行にはもうひとつの顔があります。
それは「空研塾」という空手塾の塾長としての顔です。
17歳の時に料理と空手を同時に始めた渡辺。料理と空手に相通じるもの、それは「心」です。

「心が武器になる!」
 空研塾 昇段・昇級(茶帯)について
 空研塾では、1985年から昇段・昇級において、異なる組手---つかみあり、なし/投げあり、なし/ヒジあり、なし/ヒザあり、なし/素手・グローブによる顔面あり---による、1人あたり2分弱の5人組手を行うことで審査をしてきました。このような方法で審査するのは、次のような考えに基づいているからです。
 技術とは何でしょう。自動車の運転に例えると、車は各技術(クラッチ、ハンドル、ブレーキなど)を統合することによって動かすことができるようになります。この技術は、一度身体が覚えたら一生忘れないものです。空手も同じです。各技術は一度覚えれば忘れないものなのです。(車を実際に運転することには、技術のうえにさらに交通法規を覚えることが必要になります。)ですから、技術を見る審査ではまず、どれだけ身体が技術を覚えているかを見ることが大切になります。
 茶帯の審査では、技を見るために10人組手という審査を取り入れています。10人たて続けて組手をすれば、脳が酸欠状態になります。そういった厳しい状況を作り、いかに筋肉だけの反射的訓練ができているかを見分けるわけです。受け、突き、蹴りがどのように出来上がり、いかに攻防できるかを見るのです。
 そして黒帯では、その純化されて身につけた技を、きちんと脳で反応して使えるかどうかを審査します。冷静に相手の攻撃を見て判断し、身につけたテクニックを駆使しながら組手をするわけです。これにはセンスも要求されます。
 さらに組手というのは、武道を追求するうえでの最大の課題、”恐怖心”にどう打ち勝っていくかというメンタルな部分もはかられることになります。異なる攻撃が次々と繰り出される組手は、まさに、恐怖との闘いです。審査では、組手をすることによって恐怖感を制度として作り出し、恐怖感に打ち勝つ闘志をどれだけ持っているかを見るのです。このとき、心の強さというもの自分自身で試すことにもなります。
 このように、狭義的には、茶帯の審査においては、体力・気力・技術の錬度をはかり、黒帯では、武道としてのメンタルな部分が試されるという要素が大きくなっています。
 しかし、いずれにしろ、顔面への攻撃、投げに対するディフェンスなど、これまで培ってきた技でいかに対処できるか、恐怖心に打ち勝つ闘志をいかに燃やせるか、心技一体となって闘うことが私たちの最終的な目標であり、すなわちこれが、「心が武器になる」という空研塾の理念です。
 単なる強さを求めるのであれば、ランキング制で相対的な強さを定めればよいでしょう。しかし、本当の強さとは、自己に打ち勝つ強さのことです。その強さをはかるのが空研塾の昇段・昇格審査です。段位とは、誰かとの比較ではなく、自分自身の修行の絶対的な進展度合いを示すためのもの、自己の限界を知るものなのです。
 そして、その限界をどんどん打ち破っていくために修行(稽古)があります。強い精神力と技術力はひとりではなかなか培うことができないもの。道場という非日常的な制度の中に身を置き、共に汗を流し、助け、助けられしながら初めて、鍛錬することができるのです。また、相手がどんな攻撃を仕掛けてくるかわからないという、何が起こるかわからない状況に身を置いてこそ、その極意は吹き込まれます。だから、より高い段位、級位を目指すためには、そうした厳しい状況を作り出すことが大切です。段位の審査とは、その俎上に自ら立つということなのです。
 自分自身を鍛えるために生涯にわたり稽古を続ける。相対的な強さを求めるのではなく、自己の心の強さを求める。空研塾は、その修行場なのです。

空研塾 塾長 渡辺直行

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